機能安全

サイバーレジリエンス法|CEマーキングと日本企業への影響(No.2)

2025年1月、EUでついに「サイバーレジリエンス法(Cyber Resilience Act:CRA)」が発効しました。これは単なる規制強化ではなく、EU市場で流通するすべてのデジタル要素を含む製品・サービスに適用される「新たなCEマーキ...
機能安全

サイバーレジリエンス法|日本企業への影響と対応策(No.1)

EUで成立した「サイバーレジリエンス法(Cyber Resilience Act, CRA)」が、2027年から本格的に施行される予定です。対象となるのはIoT機器やソフトウェアを含む幅広い製品であり、EU市場での販売を続けるためには、この...
機能安全

CEマーキングが必要な国・地域は?

CEマーキング(CE Marking)は、EUの新アプローチ/整合規格に基づく対象製品をEU域内に置く際の“適合宣言のしるし”です。CEが必要な地域は次のとおりです(一般消費財から産業機器まで、指令・規則の対象となる品目に限る)。EU加盟2...
機械安全

特に危険とされる機械リスト(機械指令 付属書Ⅳ)

EUに製品を輸出する際に避けて通れないのが CEマーキング です。その中でも特に注意が必要なのが、機械指令2006/42/ECに含まれる「付属書Ⅳ(Annex IV)」の機械。付属書Ⅳでは「特にリスクが高い」とされる機械がリスト化されており...
機械安全

EU指令とEU規則の違い|CEマーキング

はじめに欧州連合(EU)に製品を輸出する際、CEマーキングの取得は必須です。しかし、EUの法律体系は複雑で、「指令(Directive)」と「規則(Regulation)」に違いがあります。この記事では、初心者でも理解しやすいように、EU指...
機械安全

合理的に予見可能な誤使用|リスクアセスメント

誤使用は設置・運転・保守・修理・廃棄など、ライフサイクルのいかなる段階でも発生し得ます。設計者は想定される利用者層(例えば非専門者や高齢労働者など)も含めて想定し、リスク評価を行うべきです。
機械安全

CEマーキングの技術文書(Technical Document)を作成するときの8つの心得

CEマーキングにおける技術文書は、製造者が製品の適合性を証明する最重要資料。EU規制2023/1230やISO/EN規格に基づき、リスクアセスメントや試験結果を整理し、最低10年間の保管・電子署名・クラウド管理の方法を解説します。
機械安全

第4回【リスクアセスメントと低減策】技術者に対する機械安全教育

はじめに機械設計に携わる設計技術者の皆さま、安全性は設計品質と同じくらい重要な評価軸です。厚生労働省が定める「設計・製造段階のリスクアセスメントとリスク低減策」の教育内容をもとに、実務で役立つ手法をわかりやすくご紹介します。リスクアセスメン...
機械安全

第3回 【機械の安全原則】技術者に対する機械安全教育

はじめに:なぜ「機械の安全原則」なのか?機械安全において最も基本となるのが、ISO 12100:2010(機械の安全性 ― 設計の基本原則 ― リスクアセスメントおよびリスク低減)です。この規格は、機械設計においてリスクを系統的に把握・低減...
機械安全

第2回【関係法令】技術者に対する機械安全教育

「関係法令」から学ぶ機械安全の基礎と実務活用設計技術者向け安全教育の中でも重要な「関係法令」について、法律・指針・規格の体系をわかりやすく解説します。この内容は、厚生労働省の資料(機械の包括的な安全基準に関する指針PDF)や関連法令をもとに...