機械安全 7. 製造物責任(PL)法(その7)|裁判で「開発危険の抗弁」が認められる可能性は無い 私は、労働災害を防ぐためには技術者は、 製造物責任を知らなければならないと考えています。法の解釈や法理論を説明するのではなく、PL訴訟のに係わるような製品の事故や労働災害を未然に防ぐためにはどうすれば良いのかを製造物責任法の規定をベースに説... 2020.12.04 機械安全
機械安全 6. 製造物責任(PL)法(その6)|PL予防とPL防御は一体で取り組みましょう 私は、労働災害を防ぐためには技術者は、 製造物責任を知らなければならないと考えています。法の解釈や法理論を説明するのではなく、PL訴訟のに係わるような製品の事故や労働災害を未然に防ぐためにはどうすれば良いのかを製造物責任法の規定をベースに説... 2020.12.03 機械安全
機械安全 製造物責任(PL)法(その5)|事故や労働災害は被害者のみならず、設計者・製造者・販売者の皆を不幸にします。 技術者が知っておかなければならないキーワードは「製造業者等」です。この製造物責任法では、「製造業者」が賠償の責任を負うことになります。さて、この責任を負う「製造業者」とは、誰のことなのでしょうか? 2020.12.02 機械安全
機械安全 製造物責任(PL)法(その4)|誤使用も考慮する製品の使用形態のひとつです。 技術者が知っておかなければならないキーワードは「通常予見される使用形態」と「引き渡した時期」です。製品の合理的に予見(予期)される使用とは、製品の「本来の使用形態」と「特性に応じて予見可能な誤使用」です。安全への取り組みを実施したことの証拠として記録を文書化する。この文書マネージメントを行うことで初めて製造業者は、当該製造物を引き渡した時期のおいて、製品に欠陥は無かったと主張が可能になるのです。 2020.12.01 機械安全
機械安全 製造物責任(PL)法(その3)|取扱説明書や警告ラベルの記載不備も「欠陥」です。 私は、労働災害を防ぐためには技術者が製造物責任(Product Liability: PL)を理解しておくことが不可欠だと考えています。ここで重要なのは、法律の条文を暗記することではなく、実際の製品事故や労働災害を未然に防ぐためにどう活かす... 2020.11.30 機械安全
機械安全 製造物責任(PL)法(その2)|ソフトウェア・プログラムを対象外と思ってはいけません 私は、労働災害を防ぐためには技術者が「製造物責任」を正しく理解しておく必要があると考えています。ここで大切なのは、法律用語の解釈を深掘りすることではなく、製品の事故や労働災害を未然に防ぐためにPL法をどう実務に活かすかという視点です。今回は... 2020.11.27 機械安全
機械安全 製造物責任(PL)法(その1)|PL法は被害者救済の法律であり、同時に製品安全管理の指針でもある 私は、労働災害を防ぐためには技術者が「製造業者の責任(製造物責任)」を正しく理解することが欠かせないと考えています。これから数回にわたり、製造物責任(PL)法の基本と、事故や労働災害を未然に防ぐための実務的な視点をお伝えします。ここでは、法... 2020.11.26 機械安全
機械安全 欠陥製品とは|製造物責任(PL) 製造物責任(PL)法上の欠陥製品とは、設計上の欠陥や製造上の欠陥がある製品だけを指しているのではありません。製品の設計や製造上に欠陥はなかったとしても、製品の取扱説明書や警告ラベル、さらに広告用のカタログの表示に不備があり、それにより使用者... 2020.10.15 機械安全
機械安全 ゼロ・エナジー・ステート(ZES)/ゼロ・メカニカル・ステート(ZMS)とロックアウトの基本 はじめに製造現場や保全業務での事故防止のためには、機械や設備を「完全に安全な状態」にする手順の徹底が不可欠です。その基本概念となるのが、ゼロ・エナジー・ステート(Zero Energy State: ZES)およびゼロ・メカニカル・ステート... 2020.10.01 機械安全
機械安全 製造物責任の製品の欠陥|欠陥とは通常有すべき安全性を欠いていることです 製造物責任法(以下、PL法)は、製造物が原因で人身事故や財産損害が発生した場合、製造者が負う法的責任を定めた法律です。その中核となる概念が「欠陥」です。欠陥があると判断されると、製造者は損害賠償責任を負う可能性があります。技術者としては、自... 2020.09.29 機械安全