運動部品から惹き起されるリスクの防護の選択
今日は、Essential Health and Safety Requirements (EHSRs) の必須要求事項の中から1.3.8 の運動部品から惹き起されるリスクに対する防護の選択について解説します。
1.3.8 運動部品から惹き起されるリスクに対する防護の選択(Choice of protection against risks arising from moving parts)
運動部品から惹き起されるリスクに対する防護のために設計されるガード及び防護装置は、リスクの種類の基礎に応じて選択しなければならない。その選択の支援として、次のガイドラインを使用しなければならない。1.3.8.1運動伝達部品(Moving transmission parts)
運動伝達部品により発生する危険源に対する人のために設計されるガードは、次のいずれかのものとしなければならない:
-項目1.4.2.1の要求事項に適合する固定式ガード、または
-項目1.4.2.2の要求事項に適合するインターロック付き可動ガード。
インターロック付き可動ガードは頻繁な接近が予想される場合に使用すべきである。1.3.8.2工程に直接関係する運動部品(Moving parts involved in the process)
運動伝達部品により発生する危険源に対する人のために設計されるガード又は防護装置は、次のいずれかのものとしなければならない:-項目1.4.2.1の要求事項に適合する固定式ガード、または
-項目1.4.2.2の要求事項に適合するインターロック付き可動ガード、または
-項目1.4.3の要求事項に適合する防護装置、または
-上記のものを組合せたもの。
しかしながら、操作者の介在を必要とする操作による運転の間でその工程に直接かかわる特定の運動部品への接近を完全に防止することができない場合、このような部品に対しては、次のものを設けなければならない:
-作業に使用されない部品箇所への接近を阻止するための固定式ガードまたはインターロック付き可動ガード、および
-接近が必要である運動部品の箇所への接近を制限するための項目1.4.2.3の要求事項に適合する調整式ガード
MSDコンサルティング
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