ガードと保護装置の一般的な要件事項は、保護する危険性と意図された使用条件の両方を考慮して、十分な機械的強度を備えていなければなりません。 たとえば、作業者がガードを押し倒す、踏みつける可能性についてです。 特に物が落下または放出されることからの保護を目的としたガードに対しては、特に強度が求められるため、整合規格において、設計基準と必要に応じて実行されるテストが必要になります。
機械指令の基本的な健康と安全の要件(EHSR)の1.4.1 のガードの一般的要求事項に対する防護の選択について規定が示されています。
1.4.1 ガードの一般的要求事項(General requirements)
ガード及び防護装置は次を満足しなければならない:
- 堅固な構造であること、
- 取付け位置に確実に固定されること、
- 追加の危険源を増大させないこと、
- 容易に迂回したり、またはその機能を不能にしないこと、
- 危険区域から適切な距離の位置に設けること、
- 製造工程を観察するための視野をできるだけ妨げないこと、および
- 工具の取付けおよび/または取替え、並びに保守作業の際に、可能な場合はガードの取外しまたは防護装置を無効化せず作業を行うための作業部位だけに接近を制限することによって、必要な作業ができること。
その上で可能な場合には、ガードは材料または物品の排出・落下に対して、また、機械類により発生される放射に対して防護しなければならない
MSDコンサルティング
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