こんにちは!今回から全15回にわたって、Raspberry Pi Pico W と MicroPython を使ったプログラミングを学んでいきます。第1回は「環境構築」と「Hello, World!」を通して、Pico Wの最初の一歩を踏み出しましょう。
Raspberry Pi Pico Wとは?
Raspberry Pi Pico W は、2022年に登場した小型マイコンボードです。従来の Pico に Wi-Fi機能 が追加され、IoT開発に最適な仕様になっています。
公式仕様(出典:Raspberry Pi Documentation):
- CPU:RP2040 デュアルコア ARM Cortex-M0+(133 MHz)
- RAM:264 KB
- フラッシュメモリ:2 MB
- 無線:2.4GHz Wi-Fi (IEEE 802.11 b/g/n)
- GPIO:26本(デジタルI/O、PWM、ADC対応)
MicroPythonとは?
MicroPythonは、Pythonをマイコン向けに軽量化したプログラミング言語です。
- Pythonの文法とほぼ同じ
- Pico Wに直接書き込んで実行可能
- LED制御、センサー利用、Wi-Fi接続まで対応
- REPL(対話型シェル)で一行ごとに試せる
「C言語が難しそう…」と思っていた方でも、Python感覚でIoTが始められる のが強みです。
Step 1:Pico WをPCに接続
まずはPCとPico Wをつなげましょう。
配線図(USB接続)

※初回接続時には「MicroPythonファームウェア」を書き込む必要があります。公式ガイド(Getting Started with Pico W)を参照してください。
Step 2:Thonnyをインストール
プログラムを書く環境として Thonny IDE を使います。
- Thonny公式サイトからダウンロード
- Windows/Mac/Linuxにインストール
- Pico WをUSB接続した状態で起動
Step 3:Thonnyの設定
Thonnyを開いたら、インタープリタ設定を変更します。
スクリーンショット例
- 「ツール → オプション → インタープリタ」を選択
- インタープリタ:
MicroPython (Raspberry Pi Pico)
- ポート:自動検出 or COM/ttyUSB を選択
右下に「MicroPython (Raspberry Pi Pico)」と表示されれば成功です。
Step 4:Hello, World! を実行
いよいよ最初のプログラムです。
コード
print("Hello, World!")
実行方法
- Thonnyのエディタに入力
- 「▶実行」ボタンをクリック
- 画面下のシェルに
>>> %Run -c $EDITOR_CONTENT
MPY: soft reboot
Hello, World!
>>>
と表示されます。
REPLで遊んでみよう
Thonnyの下部にある REPL(対話型シェル) に直接入力すれば、一行ずつ実行できます。
>>> print("Pico W!")
Pico W!
これを使えば「小さな実験」をすぐに試せるので便利です。
まとめ
- Pico W はWi-Fi内蔵の小型マイコンでIoTに最適
- MicroPython はPythonライクにハード制御できる言語
- Thonny IDE を使えば、接続とプログラム実行が簡単
- Hello, World! でPico Wが動作確認できた
参考ウェブサイト
✅ 次回(第2回)は「LEDを光らせてみよう(Lチカ)」です。
オンボードLEDを点滅させて、マイコンの世界に一歩踏み込みます!
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